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インスタの自己紹介投稿は、初めてアカウントを訪れた人に「誰が、何を、誰に向けて発信しているか」を1つの投稿で伝えるためのものです。プロフィール欄に入りきらない説明を、写真や画像つきの投稿として置いておく役割を持ちます。書き方の軸は3つで、読んでほしい相手を決めること、発信テーマと相手が得られることを言い切ること、個人情報は出す範囲を先に決めることです。この記事では、構成の5パーツ、そのまま書き換えて使える文例、個人情報の線引き、固定表示やハイライトへの置き方、公開後の見直し方を順番に整理します。文例はすべて「仮の例」で、実績の数字は入れていません。
自己紹介投稿は、訪れた人が「自分に関係のあるアカウントかどうか」を短時間で判断できるようにするための道具です。投稿の固定やハイライトなど、アプリの機能に触れる箇所は、画面の表示や名称がアップデートで変わることがあります。実際の操作はお使いのアプリの画面で確認してください。プロフィール欄そのものの書き方は、別の記事(Instagramでフォロワーが増えるプロフィールの書き方)で扱っているので、ここでは重ねずに「投稿としての自己紹介」だけに絞ります。
自己紹介投稿とは何か|プロフィール欄との役割の違い
自己紹介投稿とは、初めて訪れた人向けに、発信者の呼び名・発信テーマ・読むと得られること・投稿の見方をまとめて置いておく、アカウントの入口になる投稿のことです。
プロフィール欄は、アカウントの上部に常に表示される短い自己紹介です。限られた文字数で「何のアカウントか」を伝えるのが役目で、長い説明や読み方の案内までは入りません。一方、自己紹介投稿は、画像と本文で少し長めに説明できます。プロフィール欄が名刺だとすれば、自己紹介投稿は名刺と一緒に渡す1枚の案内状のようなものです。
両者は競合せず、役割が分かれています。プロフィール欄で興味を持った人が、もう少し知りたいと思ったときに読む場所が自己紹介投稿です。そのため、プロフィール欄と同じ文章をコピーして貼る使い方は向きません。プロフィール欄には「結論の一行」を置き、自己紹介投稿には「理由・中身・読み方」を置く、と分担すると、読む側の負担が減ります。
また、自己紹介投稿は一度書いたら終わりではなく、発信の方向が固まるにつれて更新していくものです。最初から完璧な文章を目指すより、まず今の発信テーマで言えることを言い切る形で公開し、後から直す前提で書き始めるほうが続けやすくなります。
書き始める前に決める3つの問い|誰に・何を・どうなってほしいか
自己紹介文を書く前に、読んでほしい相手・発信する中身・読んだ後にとってほしい行動の3点を1行ずつ決めておくと、文章が自己紹介の羅列になりません。
自己紹介が読まれにくくなる典型は、自分のことを順番に並べただけの文章です。名前、年齢、趣味、好きな食べ物と続けても、訪れた人は自分に関係があるのか判断できません。先に決めるのは次の3つの問いです。
- 誰に向けた発信か。例として「夕食づくりに時間をかけたくない人」のように、悩みや状況で相手を描きます。年齢や職業で区切るより、困りごとで区切るほうが文章に落とし込みやすくなります。
- 何を発信するのか。「時短ごはん」「家計の見直しメモ」のように、投稿の柱を1つか2つに絞ります。柱が多いほど、初めての人には何のアカウントか分かりにくくなります。
- 読んだ人にどうしてほしいか。フォローしてほしいのか、過去の投稿を見てほしいのか、コメントで質問してほしいのかを1つ決めます。複数を並べると、どれも選ばれにくくなります。
この3行を先にメモしておくと、後の工程が楽になります。構成を組むときは、3行をそれぞれ投稿の一部に変換していくだけだからです。逆に、ここが曖昧なまま画像のデザインから入ると、見た目は整っても内容が伝わらない投稿になりがちです。
なお、読んでほしい相手がまだ絞れていない場合は、先にアカウント全体の方向性を整理するのが近道です。コンセプトの決め方は運用初期のアカウントコンセプト設計と自己分析の記事でまとめています。
自己紹介投稿の基本構成|5つのパーツ
自己紹介投稿の基本構成は、呼び名、発信テーマ、相手が得られること、人柄が伝わる一言、投稿の見方と次の一歩の5つで、この順に置くと初めての人にも流れが伝わります。
5つのパーツは、1枚の画像にすべて詰め込むためのものではなく、複数枚の画像やキャプション(本文)に振り分けるための目安です。画像で組む場合の枚数は、伝えたい量で決めて問題ありません(上限などの仕様はお使いのアプリの画面で確認してください)。次の表に、各パーツの内容と書き方の型、入れすぎを防ぐ目安をまとめます。
| パーツ | 書く内容 | 書き方の型 | 入れすぎの目安 |
|---|---|---|---|
| 1. 呼び名 | 投稿で呼ばれたい名前 | 「ここでは○○と呼んでください」 | 本名のフルネームは必須ではない |
| 2. 発信テーマ | アカウントの柱 | 「△△について発信しています」 | 柱は1つか2つまで |
| 3. 相手が得られること | 読むと分かる・できること | 「□□で困っている人が、◇◇を試せます」 | 結果の保証は書かない |
| 4. 人柄の一言 | 発信の動機や好きなこと | 「始めたきっかけは○○です」 | 私生活の細部は書かない |
| 5. 見方と次の一歩 | 投稿の読み方と行動の案内 | 「まずは固定の投稿から見てください」 | お願いは1つに絞る |
この表の中で、後回しにされやすいのが5番目です。投稿の見方と次の一歩が書かれていないと、読み終えた人は何をすればよいか分からず、そのまま画面を閉じてしまいます。逆に、1から4は短くても、5があるだけで自己紹介投稿としての役目を果たせます。
パーツの順番は、読む人が知りたい順に並べるのが基本です。最初に知りたいのは「誰のアカウントか」より「自分に関係があるか」なので、発信テーマと相手が得られることを前半に置き、人柄の一言は後半に回しても構いません。呼び名は1枚目の最初に小さく入れる、という置き方でも成立します。
1枚目で伝えること|呼び名と発信テーマの書き方
1枚目に置くのは、呼び名と発信テーマを一文にした「このアカウントは何か」の宣言で、飾りの言葉よりも、読んでほしい相手の悩みが先に見える書き方が向いています。
複数枚の投稿でも、画像1枚とキャプションだけの投稿でも、最初に目に入る部分で内容が伝わらなければ、後ろまで読まれません。1枚目では「はじめまして」の挨拶に文字数を使いすぎず、すぐに発信テーマへ入ります。
呼び名は、投稿で使う名前を一つ決めて統一します。本名でなくても問題はなく、アカウント名と同じ呼び方にしておくと、コメントで呼びかけられたときにも対応しやすくなります。本名のフルネームを出すかどうかは、後述の個人情報の線引きで決めましょう。
発信テーマの書き方は、「名詞だけ」で終わらせないのがコツです。「家計管理」と書くより、「家計の見直しをメモ形式で残しています」のように、何をどうしているかまで書くと、投稿の雰囲気が伝わります。さらに、読んでほしい相手の状況を添えると、自分向けだと気づいてもらいやすくなります。
1枚目の見出しを考えるときは、キャッチコピーの作り方も参考になります。短く言い切る型は発見欄のクリック率を高めるキャッチコピーの記事に例があり、自己紹介の見出しにも応用できます。ただし、強い言葉で目を引くより、中身と見出しがずれていないことを優先してください。見出しで期待させて中身が違うと、離れていく原因になります。
「相手が得られること」の書き方|テーマ別の言い換え
「相手が得られること」は、投稿を読んだ人が知れること・試せることを具体的な行動に置き換えて書く部分で、成果の保証ではなく、読後の状態を描きます。
自己紹介でいちばん書きにくいのが、この部分です。「役に立つ情報をお届けします」のような表現は、どのアカウントにも当てはまってしまい、記憶に残りません。ポイントは、読んだ後に何ができるようになるのかを、動作の言葉で書くことです。
次の表は、仮の発信テーマ4つについて、読者の悩みと書き方、避けたい書き方を並べたものです。実在のアカウントではなく、書き方の違いを見るための例です。
| 発信テーマ(仮の例) | 相手の悩み | 得られることの書き方 | 避けたい書き方 |
|---|---|---|---|
| 時短ごはん | 夕食づくりに時間をかけたくない | 少ない食材で作れる献立の組み立て方が分かります | すぐに料理上手になれます |
| 家計の見直しメモ | お金の使い方を整理したい | 支出を分類して見直すメモの取り方を試せます | 毎月貯金が増えます |
| 読書記録 | 読んだ本の内容を忘れてしまう | 一冊ごとの要点を一枚にまとめる方法が見られます | この記録で人生が変わります |
| 部屋の片づけ | 片づけを始めても続かない | 場所を決めて少しずつ進める手順を真似できます | リバウンドしません |
右端の列にある書き方は、いずれも結果を言い切る表現です。こうした言い切りは、読む側に過度な期待を持たせ、期待に届かなかったときの不信感につながります。左の列の書き方は、「分かる」「試せる」「見られる」「真似できる」といった、読んだ人が実際にできる範囲の表現にとどまっています。
自分の発信で書くときは、「読者が持つ悩み」を1つ置き、その横に「投稿で扱う内容」を動作で書きます。一文で足りなければ、箇条書きで2つか3つに分けても構いません。ただし、並べる数を増やすほど、1つ当たりの印象は薄くなります。
【仮の例】そのまま書き換えられる文例3パターン
文例は、発信テーマ・得られること・見方の3点を差し替えるだけで使える型として持っておくと、迷わず最初の一本を公開できます。
ここからの文例は、すべて「仮の例」です。呼び名やテーマは架空で、実在のアカウントや人物とは関係がありません。実績や数字は入れていないので、自分の発信に合わせて言葉を置き換えて使ってください。
パターン1は、発信テーマをはっきり伝える、いちばん基本の型です。
はじめまして。ここでは「ひなた」と呼んでください。(呼び名は仮の例です)
このアカウントでは、夕食づくりに時間をかけたくない人に向けて、少ない食材で作れる献立の組み立て方を紹介しています。
投稿を読むと、冷蔵庫にあるもので一食分を組み立てるときの考え方が分かります。
まずは固定している投稿から見てみてください。気になる料理があれば、コメントで教えてもらえるとうれしいです。
パターン2は、始めたきっかけを少しだけ添えて、人柄を伝える型です。きっかけは大きな出来事である必要はなく、ささやかな動機で十分です。
はじめまして。「そら」と呼んでください。(呼び名は仮の例です)
家計のことを、感覚ではなくメモで整理してみたくなったのが、発信を始めたきっかけです。
ここでは、支出を分類して見直すメモの取り方を、実際のノートの形で載せています。
家計の見直しを始めたい人が、同じ形で真似できるようにしています。
最初に読むなら、保存してあるまとめ投稿からどうぞ。
パターン3は、投稿の見方を細かく案内する型です。投稿の種類が複数ある場合に向いています。
はじめまして。「みどり」と呼んでください。(呼び名は仮の例です)
読んだ本の要点を、一冊一枚の画像にまとめて投稿しています。
画像の1枚目が要点、2枚目以降が気になった一文と感想という並びです。
忙しい日は1枚目だけ読んでもらえれば大丈夫です。紹介してほしい本があれば、コメントで教えてください。
3つの文例に共通しているのは、最初の数行で「誰向けか」「何が分かるか」が見えること、最後に行動のお願いが一つだけであることです。文例をそのまま公開するのではなく、自分の言葉で「相手が得られること」と「見方」を書き換えてから使いましょう。
投稿の見方と次の一歩の書き方|読み終えた人を迷わせない
「投稿の見方」は、どの投稿から読めばよいか・どんな種類の投稿があるか・読んだ後にどうしてほしいかの3点を、案内文として短く添える部分です。
自己紹介投稿の最後は、案内役に回ります。初めての人は、過去の投稿が何十本あっても、どれから見ればよいか分かりません。そこで、入口になる投稿の場所と、投稿の種類ごとの特徴を一言で示します。
案内文に入れる内容は、次の3種類に分けると整理しやすくなります。
- 入口の案内。「最初に読むならこの投稿」と、1本だけ指定します。複数並べると選べなくなります。
- 種類の案内。「画像の投稿は手順、動画は様子、ストーリーズは日々のメモ」のように、形式ごとの役割を伝えます。形式の名称は、お使いのアプリの表記に合わせてください。
- 行動の案内。「質問はコメントへ」「保存して見返してください」など、次にしてほしいことを一つだけ書きます。
行動の案内は、控えめな頼み方のほうが続きます。「フォローしてください」と強く求めるより、「気になったらコメントで教えてください」のように、読んだ人が負担を感じにくい行動を選ぶと、自然に関係が始まりやすくなります。
コメントをもらったときの返し方も、あらかじめ考えておくと安心です。返信の例文やトーンの決め方はインスタコメントの返し方と例文テンプレートの記事が参考になります。案内文でコメントをお願いしたなら、返信までを一続きの流れとして考えておきましょう。
個人情報を出しすぎないための線引き
自己紹介に載せる情報は、読む人の役に立つかどうかと、一度公開すると取り消しにくいかどうかの二つで判断し、迷うものは書かない側に倒すのが基本です。
自己紹介は人柄を伝える場ですが、親しみやすさを出そうとして、書かなくてもよい情報まで載せてしまうことがあります。公開した情報は、コピーやスクリーンショットで広がる可能性があり、投稿を消しても完全には取り消せません。書く前に、情報の種類ごとに出し方を決めておきましょう。
| 情報の種類 | 出し方の目安 | 代わりの書き方 |
|---|---|---|
| 本名・フルネーム | 必須ではない。出すなら理由を決める | 呼び名だけで自己紹介する |
| 勤務先・学校名 | 特定されやすいので控えめにする | 「会社員として働いています」程度にとどめる |
| 居住地・生活圏 | 細かい地名は避ける | 「関東在住」などの広い表現にする |
| 家族・子どもの名前や顔 | 本人が写る写真は慎重に判断する | 後ろ姿や手元、イラストで代用する |
| 写り込む他人・背景 | 他の人や場所が特定される写真は避ける | 撮影時にフレームから外す、または別の写真にする |
| 連絡先・外部リンク | 公開してよい窓口だけを載せる | 個人の連絡先ではなく、用意した窓口にまとめる |
家族や友人など、写っている本人以外の人が見分けられる写真は、その人の同意を得てから使うのが基本です。他人の写り込みや、投稿後に削除を求められたときの考え方は、インスタ投稿の肖像権と許可の取り方の記事に整理しています。
もう一つ意識したいのは、「過去の自分の投稿」との組み合わせです。単体では問題のない情報でも、勤務先、最寄り駅の写真、日々の行動パターンが重なると、住んでいる場所や生活の時間帯が推測できてしまうことがあります。自己紹介だけでなく、普段の投稿を含めて、全体として何が分かるかを一度見直してください。
情報を出すか迷ったときは、「この情報が無くても、自己紹介の目的は果たせるか」を自分に問います。果たせるなら書かない、というのが安全側の判断です。人柄は、好きなことや発信を始めた動機といった、個人の特定につながりにくい話題でも十分伝わります。
固定表示・ハイライトへの置き方|入口として見つけてもらう
自己紹介投稿は、書いただけでは過去の投稿に埋もれるため、アカウントを開いた人の目に入りやすい場所に置いて初めて入口として働きます。
初めて訪れた人は、投稿一覧を上から順に見るとは限りません。そこで、アプリに用意されている、投稿をプロフィール画面の上部に固定する機能や、ストーリーズを保存してプロフィールに並べるハイライトの機能を、入口づくりに使う方法があります。これらの機能の有無、操作の手順、固定できる本数などは、アプリの更新で変わる可能性があります。この記事では仕様を断定せず、お使いのアプリの画面で確認する前提で、考え方だけを整理します。
置き方は、目的別に考えると決めやすくなります。
- 投稿を目立つ位置に置きたいとき。自己紹介投稿を最初に見つけてもらえる位置に固定できないか、投稿のメニューをアプリの画面で確認します。
- ストーリーズ形式で紹介したいとき。自己紹介の内容を縦長の画面にまとめ、ハイライトに保存して、プロフィールから開ける形にできないか確認します。
- どちらも使いにくいとき。プロフィール欄に「はじめての方は固定の自己紹介へ」といった案内を一行入れ、導線を補います。
固定やハイライトに置くときは、名称(カバー)の付け方も大切です。「自己紹介」「はじめに」のように、初めての人が見て中身が分かる言葉にしておくと、迷わずに開いてもらえます。凝った名前や絵文字だけの表示は、何が入っているのか分かりにくくなります。
また、固定した投稿は、固定したまま放置しないことも大切です。発信テーマが変わったのに古い自己紹介が先頭に残っていると、アカウントの実態とずれてしまいます。固定の位置を変えたり、新しい自己紹介に差し替えたりする判断は、次の見直しの工程で行います。
自己紹介投稿の見直し方|状況別に見るところと直し方
自己紹介投稿の見直しは、発信テーマの変化や、読んだ人の動きをきっかけに、書いた3つの問いと文面がずれていないかを確認する作業です。
見直しのタイミングは、時期で決めるより、状況の変化で決めるほうが実用的です。次の表に、見直しのきっかけと確認する場所、直し方をまとめます。数字の基準は設けず、自分のアカウントの変化を前提にします。
| 状況 | 確認する場所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 発信テーマが変わった | 発信テーマと得られることの文 | 柱を書き換え、古い投稿は固定から外す |
| 読まれているのに行動につながらない | 見方と次の一歩の文 | お願いを一つに絞り、書き方を柔らかくする |
| 質問のコメントが同じ内容に偏る | 説明が足りない部分 | よくある質問を自己紹介に一言足す |
| 投稿を重ねて雰囲気が変わった | 1枚目の見出しと人柄の一言 | 今の投稿の雰囲気に合わせて言葉を選び直す |
見直しの手がかりとして、アカウントの分析画面(インサイト)で、投稿ごとの閲覧や保存の動きを見る方法もあります。ただし、表示される項目の名称や見え方はアカウントの種類やアプリの更新で変わることがあるため、断定せず、お使いの画面で確認してください。数値の見方はインスタのインサイトの見方と投稿分析の記事の記事に詳しくあります。
数字が小さいときに自己紹介だけを疑うのも、おすすめしません。表示される回数は、投稿の内容や時期、アカウントの状況など多くの要素の影響を受けます。自己紹介投稿の見直しは、あくまで「書いてあることが今の発信と合っているか」を確かめる作業と考えてください。
よくある失敗と直し方|書き直す前に確認したいこと
自己紹介投稿の失敗は、自分語りが長い、誰向けか分からない、約束が大きすぎる、行動のお願いが多いという四つの型に収まることが多く、型ごとに直す場所が決まっています。
書いた文面を読み返して違和感があるとき、どの型に当てはまるかを見ると、直す場所が見つかります。
一つ目は、自分語りが長い型です。経歴や好きなものを並べた結果、読む人にとっての意味が見えなくなっています。直し方は、書いてある事柄の一つひとつに「それは読む人に何の関係があるか」を問い、関係の薄いものを削ることです。削った情報は、普段の投稿の中で少しずつ伝えれば十分です。
二つ目は、誰向けか分からない型です。「みなさんに役立つ情報を発信します」のような表現がこれにあたります。直し方は、先ほどの3つの問いに戻り、読んでほしい相手の悩みを一つ書き足すことです。相手を絞ることは、読者を減らすことではなく、読むべき人に届きやすくすることです。
三つ目は、約束が大きすぎる型です。「これだけでうまくいく」のような表現は、期待と現実の差を生みます。直し方は、結果の約束を「分かる」「試せる」「見られる」といった行動の表現に置き換えることです。
四つ目は、行動のお願いが多い型です。フォロー、保存、コメント、シェアをすべて並べると、どれも選ばれません。直し方は、今のアカウントに最も必要な一つだけを残すことです。
これらを直しても反応が変わらない場合は、自己紹介以外の部分に原因があることもあります。たとえば、普段の投稿の方向性が定まっていないと、自己紹介との間にずれが生じます。何を投稿すればよいか迷う場合は、Instagramのネタ切れしない探し方の記事で、発信の材料を整理する方法を確認してみてください。
自己紹介を発信全体の中に位置づける|公開後の育て方
自己紹介投稿は、運用の初期に書く投稿の一本として位置づけ、完成度を求めすぎずに公開し、その後の投稿を通じて少しずつ育てていくものです。
アカウントを始めたばかりの時期は、自己紹介投稿に時間をかけすぎて、他の投稿が止まることがあります。自己紹介は大切な入口ですが、それだけで発信が成り立つわけではありません。日々の投稿が積み重なって初めて、自己紹介に書いた内容が本当かどうかを、訪れた人が確かめられます。
そのため、運用の初期は次のような順番で考えると負担が軽くなります。まず3つの問いに答え、短い版の自己紹介を公開します。次に、いくつかの通常投稿を重ねながら、読んだ人の反応や自分の書きやすさを観察します。最後に、見えてきた発信の方向に合わせて、自己紹介の文面を書き直します。
運用を始めたばかりの時期の進め方は、インスタ副業を初心者が何から始めるかの記事に整理があり、自己紹介投稿を運用全体のどこに置くかを考えるときに役立ちます。投稿を重ねる段階の考え方はインスタ初心者の増やし方の記事でも扱っています。
もう一つ、自己紹介と「その人らしさ」の関係も押さえておきたい点です。発信者の考え方や価値観が見えるアカウントは、読み手が自分との相性を判断しやすくなります。発信の属人性とファン化するアカウントの作り方の記事では、個人の色を出すことの意味と注意点が整理されています。自己紹介は、その色を伝える最初の場面です。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 自己紹介投稿とプロフィール欄は、両方書く必要がありますか。
- どちらか一方でも発信はできます。プロフィール欄には短い結論を、自己紹介投稿には理由や読み方を置くと、役割が分かれて伝わりやすくなります。まずはプロフィール欄を整え、余裕ができたら自己紹介投稿を足す順番でも問題ありません。
- Q2. 顔や本名を出さなくても、自己紹介は成り立ちますか。
- 成り立ちます。呼び名、発信テーマ、読むと得られること、投稿の見方が伝われば、自己紹介の目的は果たせます。人柄は、好きなことや発信を始めた動機で十分に伝わります。顔や本名を出すかどうかは、個人情報の線引きの表を見ながら、自分で判断してください。
- Q3. 何文字くらいで書けばよいですか。
- 読み手向けに決まった文字数の目安はありません(入力できる文字数の上限はアプリの画面で確認してください)。伝えたい内容が5つのパーツに収まれば足ります。長くなりそうなら、複数枚の画像に分けるか、パーツを減らして発信テーマと見方に絞ります。読みやすさを優先して、一文を短く区切ると伝わりやすくなります。
- Q4. 文例をそのまま使ってもよいですか。
- そのまま使うことはおすすめしません。文例は書き方の型を示す「仮の例」で、呼び名やテーマは架空です。自分の発信テーマ、相手の悩み、得られることを書き換えたうえで使ってください。他のアカウントと似た文面になると、記憶に残りにくくなります。
- Q5. 発信テーマがまだ決まっていない場合はどうしますか。
- その場合は、無理に自己紹介投稿を作らず、先に数本の通常投稿を重ねてテーマを探るのも一つの方法です。続けられそうな話題が見えてきた時点で、3つの問いに答えて自己紹介を書きます。テーマの整理は、アカウントコンセプトの記事も参考になります。
- Q6. 固定や、ハイライトへの追加の操作手順を教えてください。
- この記事では、機能の仕様や手順は扱っていません。アプリの更新で表示や名称が変わることがあるため、操作は実際のアプリの画面で確認してください。投稿のメニューやプロフィール画面の編集まわりに、関連する項目があるかどうかを探してみてください。
- Q7. 自己紹介投稿は、どれくらいの頻度で書き直すべきですか。
- 時期で決めるより、発信テーマが変わったときや、読んだ人から同じ質問が続くときなど、状況の変化で見直すのが実用的です。見直しの観点は、状況別の表にまとめています。
- Q8. 自己紹介を載せれば、フォロワーは増えますか。
- 増えるとは言えません。自己紹介投稿は、訪れた人が自分に関係のあるアカウントかを判断しやすくするためのものです。表示される回数やフォローの動きは、投稿内容や時期など多くの要素に左右されるため、自己紹介だけで結果を約束することはできません。
まとめ|3つの問いに答えて、5つのパーツで書く
インスタの自己紹介投稿は、初めてアカウントを訪れた人が、自分に関係があるかどうかを判断するための入口です。書く前に、誰に向けて、何を発信し、読んだ後にどうしてほしいかを一行ずつ決めます。その3行を、呼び名、発信テーマ、相手が得られること、人柄の一言、投稿の見方と次の一歩という5つのパーツに変換すれば、文章が組み上がります。
書くときの注意は三つです。結果の約束ではなく、読んで分かること・試せることを動作の言葉で書くこと。個人情報は、読む人の役に立つかと取り消しにくいかの二つで判断し、迷うものは載せないこと。固定やハイライトなどの機能は、仕様を決めつけず、アプリの画面で確認したうえで入口として置くことです。公開した後は、発信テーマの変化や読んだ人の動きをきっかけに、文面が今の発信と合っているかを見直してください。
最初から完成形を目指す必要はありません。短い版を公開し、通常投稿を重ねながら少しずつ書き直す進め方で十分です。自分のアカウントの現状を整理したいときは、LINEの無料Instagram診断も参考にしてください。

